不動産担保はどう評価されている?~銀行員の視点から~

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※本記事はプロモーションを含みます。

銀行から融資を受ける時、多くの中小企業では、保証人や担保による信用補完を求められます。

特に、不動産を担保とすることで、融資を受けやすくなるケースは多いものです。

保証人を付けたとしても、保証人から確実な回収は難しいこともありますが、不動産ならば、少なくともその価値分の回収は可能だからです。

したがって、融資交渉にあたって、不動産は強力なカードとなることが少なくありません。

しかし、融資交渉に不動産を活かすためには、その不動産の価値を把握し、適切に使う必要があります。

そこで本稿では、銀行員目線での不動産の評価方法について解説していきます。

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融資に不動産が役立つわけ

会社が銀行に融資を依頼した時、銀行は会社が融資に適した会社であるかを審査します。

銀行は、融資した会社が利息を乗せて返済することによって、利益を得ています。

つまり銀行にとって、融資とは利益を得るための活動であり、その前提にはきちんと返済されることがあるのです。

「融資に適した会社」とは「きちんと返済してくれる会社」であるとも言えます。

このため、会社が銀行に融資を依頼した時には、色々な角度から会社の返済力を審査していくことになります。

CFイエロー
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審査の基本のひとつとされるのは財務分析であり、財務分析は主に決算書を用いて行われるよ!

決算書には業績と財務内容が記載されていることから、これによって会社の健全性や収益力を知ることができます。

損益計算書には利益が記載されていますが、事業の中で得られる利益を返済原資とみなすのが普通ですから、特に重要な資料であると言えるでしょう。

 

しかし、決算書には大きな問題があります。

それは、決算書は基本的に真実をそのまま反映していないということです。

粉飾とは言わないまでも、多くの会社では決算書の数字をいじっているもので、決算書に記載されている資産内容にそのままの価値を期待できるとは限りませんし、利益にも何らかの化粧がされているかもしれません。

CFレッド
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このため、銀行員が会社を評価する際には、決算書を鵜呑みにすることはまずないぞ!

提出資料の中でも特に参考にされる資料なのですが、それはあくまでも決算書以外に業績や財務内容を知るための資料が乏しいからにすぎません。

しかし、そんな決算書のなかでも、銀行員がかなり有力な情報とみなすものがあります。

それは、不動産情報です。

決算書の情報は色々に化粧されている可能性が高いのですが、不動産情報だけは化粧のしようがありません。

不動産は確かに存在しているものですし、その価値を正しく評価することも可能です。

このことから、銀行員が会社の財務分析をする際には、不動産情報が良い手がかりとなります。

不動産を持っていることで融資を引き出しやすくなるのは、単に不動産の担保価値によって銀行が保全を図れるからというだけではありません。

不動産があることで財務分析の確実性が増し、銀行員が自信をもって融資実行に臨めるからでもあるのです。

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