ファクタリングとは?最短即日で会社の資金調達ができるサービスの仕組み・注意点をわかりやすく解説
近年、法人の資金調達手段として広がるを見せているのが「ファクタリング」です。ファクタリングなら、売掛債権(=請求書)を業者に売却することで迅速な資金調達を実現できます。本記事では、ファクタリングをまだ十分に知らない人に向けて、ファクタリング
1.決算書
決算書は、融資審査の際には必ず提出するように求められるものです。
関連書類として、確定申告書、勘定科目内訳書なども提出します。
申告の際、e-Taxによって電子申告している場合は、税務署から受け付けた旨のメールを受け取ります。
これを印刷して合わせて提出することで、間違いなく税務署に提出された決算書であることがわかります。
このほか、法人税確定申告書には、右下に税理士の署名捺印欄があります。
ここが空欄になっていると、その決算書は税理士が作ったものではないと見なされます。
署名欄が空欄の決算書は「会社が独自に作った決算書で粉飾の可能性が高い」と見られてしまい、融資審査に通りにくくなります。
粉飾決算の可能性以外に銀行が気にしているポイントは?
同じ理由で、税理士が頻繁に変わっている会社も嫌われます。
通常、税理士とは契約を結んで税理を任せ、特別な理由がなければ変わることはありません。
それが頻繁に変わっていると、銀行は何かあるのではないかと疑います。
経営者が税理士に粉飾を要求し、税理士が拒否すると税理士を変えることもあります。
こういった事情から、頻繁に税理士が変わっている会社も粉飾決算の可能性を疑われてしまいます。
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2.試算表
試算表とは、期の途中の時点での損益を表したものです。
決算後まもなく融資を申し込んだ場合には、直近の決算書を参考にします。
しかし、融資を申し込んだとき、前回の決算月から3ヶ月以上経過していた場合は、試算表を求められるのが普通です。
決算書では、1年間を通した損益が分かるようになっています。
試算表は、直近の決算から試算表作成時点までの損益が分かるようになっており、最新の状況を把握するための書類です。
普通の会社では、月ごとに損益を把握し、売上や利益が減少していたり、赤字になったりすれば対策を考えるものです。
だからこそ、試算表は銀行から求められて始めて作るものではなく、毎月作るのがあるべき姿です。
まだ作っていない会社ですは、融資の有無にかかわらず、ぜひすぐに作り始めてください。
【ポイント】
決算表は1年間で明らかになった結果を表しているのに対し、試算表はあくまで試算しているものですから、決算書よりも信憑性が低いです。
試算表は税務署に提出している書類でもありませんから、その意味でも融資への影響度は下がります。
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3.月次資金繰り表
月次資金繰り表は、1ヶ月ごとの資金繰りの予定を、6ヶ月~1年先まで表した書類です。
将来の資金繰りの作成するためには、過去の資金繰りから傾向を把握し、それに今後の経営計画も加味して、1ヶ月ごとの損益も考えながらお金の流れを予測していきます。
資金繰り表では「経常収支・設備収支・財務収支」の3つの項目に分かれています。
経営収支
経常収支とは、事業自体のお金の動きを表したものです。
経常収支がマイナスになっていれば、事業によって赤字が出ているということであり、うまく回っていないことがわかります。
今のままの状態で事業を続けていくと、続ければ続けるほど赤字が膨らんでいくのです。
設備収支
設備収支は、設備の購入や売却によってお金がどう動いたかを表すものです。
財務収支
財務収支は、銀行から融資を受けたり、その融資を返済したりと、財務活動によって資金がどう動いたかを表すものです。
融資を受けた月は大幅にプラスになり、返済する月はマイナスになるのが普通です。
資金繰り表を作ると、お金の流れが見えます。
もっとも重要なのは経営収支
3つの中でもっとも重要なのは「経常収支がプラスになっていること」です。
上記の通り、経常収支がマイナスになっているということは、事業によってお金が流出しており、その流出分を融資で賄っている状態です。
そのまま事業を続ければ、負債ばかりが膨らみ、いずれ倒産するに違いありません。
銀行は、会社の出した利益によって返済していくのですから、このような会社に融資が出ることはありません。
財務収支は、返済分がマイナスになっているものですが、それが経常収支のプラスによって補えているのが好ましい状態です。
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中小企業の資金繰りの実態
残念ながら、多くの中小企業では、このような理想的な資金繰りにはなっていません。
月次資金繰り表を作り、将来にわたっての資金繰りの予測を立てておけば「融資が本当に必要なのか、必要ならばいつ頃にどれくらい必要か」ということもわかります。
銀行は、融資の申し込みを受けた時、なぜ融資が必要なのかということを気にします。
そこで資金繰り表を提出して説明すると、銀行も判断しやすくなります。
資金繰り表によって、計画的な経営が進められていることがわかれば、行き当たりばったりで融資を申し込んでいないことを伝えられます。
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4.経営計画書
経営計画書は、会社の5~10年先を見据えた計画書であり、5~10年に渡る損益計画や根拠を示したものです。
銀行が求めてくることは少ないですが、融資を申し込んだ時点で決算書の内容が悪いならば、自主的に作って提出したほうが好ましい資料です。
上記の通り、銀行から融資を受けると、事業によって得られた利益が返済の原資となります。
そこで、銀行は企業のキャッシュフロー(当期純利益+減価償却費)を確認します。
キャッシュフローが潤沢であれば、余裕のある中から返済することができますから、キャッシュフローは多ければ多いほど好ましいです。
逆に赤字になっていたならば、返済の原資がないということになります。
しかし、赤字になっている会社でも、融資を受けられる可能性があります。
それは、将来的に利益を上げられることを示し、返済原資を作れることを示す方法です。
このために作るのが経営計画書です。
財務内容が悪い企業ほど経営計画書は大事
財務内容や業績が悪く、普通に融資を受けても審査に通らない会社であればあるほど、経営計画書の重要性は高いです。
融資審査に必要な経営計画書は別にボリュームがある必要はありません。
経営計画書は「年次損益計画・月次損益計画・アクションプラン」の3つがあれば大丈夫です。
これに加えて、「経営理念・将来的な方針・具体的な戦略・戦術」なども書面にして添えておくと、より効果的でしょう。
決算書の内容が悪いほど銀行員の注目度も増し、経営計画書によって融資が出ることも実際にあります。
経営計画書をみた銀行員が、それによって将来的に返済原資が確保できそうだと納得すれば、融資が出る流れです。
経営計画書は日頃から作成しておこう
5~10年先までの経営計画というものは、すぐににできあがるものではありません。
融資が必要になってから急に作ろうとしても、説得力のないものが出来上がるだけでしょう。
だからこそ、普段から長期的な視野をもって経営し、経営計画書も作っておくのが好ましいです。
経営計画書を普段から作るようにすると、経営者が自社の財務内容や財務体質、業績やなどに無関心でいることもできませんから、経営改善の流れも作りやすいです。
経営計画書は外部に任せて作らせるものではありません。
経営者が先頭に立って作るべきものです。
経営者が経営にかける情熱は、コンサルタントや税理士は絶対に持っていません。
経営計画書を経営者が先頭に立って作った場合と、税理士やコンサルタントが依頼されて作った場合とでは、明らかな温度差が出てしまいます。
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5.会社や製品の案内パンフレット
これは会社の業や製品のパンフレットで銀行に会社のイメージ具体化してもらうために渡します。
銀行が提出を求めてくることはありませんが、会社側から提出するのが良いでしょう。
融資の際には、これまでも取引のあった銀行に申し込むのが普通ですから、自社の情報は銀行も良く知っているはずだと思うかもしれません。
しかし、会社を訪問して現場や商品を見たことがある担当者が融資の可否を決めるわけではありません。
融資の審査をしてくれるのは、支店の融資係や支店長であり、会社のことはあまり知らない人が審査しています。
融資金額が大きくなると、支店で審査したのちに本部でも審査されますが、本部の担当者も、当然ながら会社情報は知りません。
会社や製品のパンフレットを資料として提出しておけば、稟議書にパンフレットが添付され本部の人にも会社や製品についての理解を深めてもらえます。
会社や製品のパンフレットといっても立派なデザインである必要はありません。
会社案内には、会社の概要、事業の内容、製造している製品、取り扱っている商品・サービスなどを記載し、会社沿革を添えれば完成です。
心がけるべきことは見やすく作ることで、製品や工場、店舗などの写真付きで作るのが良いでしょう。
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【コラム】いざという時の資金調達に備えてGMOあおぞらネット銀行の「あんしんワイド」に申込んでおこう!
GMOあおぞらネット銀行では、事業資金、運転資金、つなぎ資金などに利用できるビジネスローン(=あんしんワイド)が用意されています。
あんしんワイドは一般的なビジネスローンとは異なり、「融資枠型ローン」という仕組みで契約します。
融資枠内の利用であれば、契約者はいつでも借入・返済ができる非常に便利なローン商品です。
融資枠の新規設定時に審査を行うため、借入時の審査はありません。
融資枠(借入限度額)は最大1,000万円、年利は0.9%~と幅広い用途で利用しやすい商品内容です。
【ポイント】
毎月の返済以外にも、好きなタイミングで自由に返済できるため、早めに返済できれば実際にかかる利息は少額で済みます。
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まとめ:銀行の融資審査に向けてさまざまな資料を用意しておこう!
融資の審査では、決算書以外にもさまざまな資料が参考にされます。
とくに会社パンフレットなど、会社から提出しなければほぼ求められないものもあります。
それぞれの資料がどのように見られ、どのように審査に役立てられているかを知れば、融資を有利に進めていくこともできるでしょう。
そのためにも、普段から資料を充実させておくことが大切です。
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