会社の成長のためにはたくさん借りたほうがいい理由とは?

会社経営には資金が必要不可欠であり、そのためには銀行から融資を受ける必要があります

それも、単に必要な融資を受けていくのではなく、できるだけたくさん借りておくほうがいいのです。

しかし、たくさん借りるべきだと言えば、「無借金経営こそ最高の状態では?」「借りなくてよいならば借りずに済ませたほうがよいのでは?」という疑問を抱く人も多いものです。

果たして、本当にたくさん借りたほうがいいと言えるのでしょうか。

本稿で検証していきたいと思います。

会社はどこを目指しているのか?

経営者の皆さんは、会社をできるだけ大きく成長させたいと考えていると思います。

もちろん、「年商1億円までで十分」、「年商1億円じゃまだまだ、年商5億を目指そう」など、目罪しているところは会社によって異なると思いますが、少なくとも「年商は伸ばしたくない」、「年商は低いままでいい」と考えることはないはずです。

しかし、漠然と会社を成長させたいと考えていても、着地点までは見据えていない経営者も多いものです。

年商を伸ばして会社を大きくしたいと考えていても、「では、大きくした後はどうする?」と考えたとき、そこまではあまり考えていないことも多いのです。

経営者が考えておくべき最終的な着地点にも、いろいろなパターン考えられる!

  • 子供が自分の後を継ぐ
  • 誰も後を継がずに会社をたたむ
  • 第三者に売却する
  • 株式上場する

このように、着地点にはいろいろなものが考えられるけど、それによって会社の進むべき道も変わってくるよ!

例えば、子供や親族が会社を引き継ぐならば、事業継承に伴う税金ができるだけ発生しないように工夫する必要があります。
自分の代で会社をたたむならば、その時になって借金が残っていて、引退したくてもできないという事態を防ぐためにも、できるだけ借入れが少なくなるように意識して経営すべきです。
会社の売却や上場を目指すならば、高く売れる会社や上場の要件を満たす会社になるべく、融資によって積極的に資金を調達し、利益を生み出していくことが大切です。

このように、経営者が目指す着地点によって、経営方針は大きく変わることが分かります。

この点を意識せず、やみくもに「会社を大きくしたい」と考えているだけでは、後で「こんなはずじゃなかった」ということになってしまうかもしれません。

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会社を大きくするにはお金が必要

しかし、当サイトをご覧の経営者の方たちは、もっと資金繰りをよくしたい、もっと業績を伸ばしたい、もっと融資を受けられるようになりたい、そして会社を大きくしていきたいと考えているはずです。

引退して会社をたたんだり、子供に継承したりするにしても、それはまだまだ先のことになるでしょうから、その日までしっかりと経営を続けていくこととなります。

会社の成長のために必要なものは、なんといっても資金です。

事業では、資金を運用することで利益が得られるものであり、事業の規模が大きくなればなるほど必要資金も大きくなります。

会社の成長を目指すならば、同時に必要資金が大きくなることも覚悟しなければならずそれを賄うための融資もしっかりと引き出していくことも考えなければならないのです。

無借金経営への信仰を捨てる

ところが、経営者の中には「無借金経営が最も優れた状態である」という考えを抱く人が少なくありません。

このような考え方は、以下の理由から大きな間違いだと知るべきです。

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無借金経営では会社は成長できない

なぜ、無借金経営が素晴らしくないのかといえば、無借金の状態では会社を成長させることが極めて困難になるからです。

あくまでも、「無借金経営は文句なしに素晴らしい」のではなく、「無借金経営で、なおかつ業績も好調」という条件付きで素晴らしいと言えるのであって、「無借金経営で、業績は不調」ならば素晴らしいとは言えません。

事業とは、利益を得るための仕組みなのですから、無借金にこだわった結果として利益がうまく得られず、資金繰りが苦しい状況に陥っているならば、無借金経営は何ら素晴らしいものではないのです。

しかも、無借金経営で、なおかつ好調な業績をたたき出していくことは現実的に不可能です。

無借金経営とは、必要資金をすべて自己資金だけで賄っている状態だ!

皆さんの会社の資金状況を考えても、自己資金だけですべての必要資金を賄うことの難しさはよくわかると思います。

自己資金だけで賄うとすれば、自己資金だけでなんとかなるレベルに支出を抑える必要があり、資金を積極的に投じて利益を拡大していくことなど不可能です。

したがって、会社を成長させたいと願いながら、無借金経営が最高だと信じているならば、それはかなり矛盾した考え方であり、無借金経営への信仰を捨てない限り会社の成長はあり得ません

無借金経営は安全ではない

また、無借金経営は安全だと思い込んでいる人も多いものです。

一切借金をしていなければ、返済と利息によって資金繰りが圧迫されることもありませんし、万が一倒産しても債権者に迷惑をかけることがないため、非常に安全なイメージがあるのだと思います。

返済に迫られて悩まなくてよいならば、精神的にも楽でしょうし、その意味でも安全・安心のイメージが強いのでしょう。

しかし、無借金経営は全くもって安全とは言えないわ!

上記の通り、無借金経営では必要資金を手元資金だけでカバーしていく必要があり、しかも手元資金は利益だけによってつくられるのですから、多額の手元資金を常時備えておくことは期待できません

このため、無借金経営では、少ない自己資金だけで資金繰りを回していくこととなります。

 

以下のような例で考えてみると、その危険性がよくわかると思います。

  • A社・・・手元資金は100万円で、借入金も0の無借金経営
  • B社・・・手元資金は1億円で、借入金も1億円

この両社を比べた時、A社のほうが安全だという人もいるかもしれませんが、実際にはB社のほうが確実に安全です。

A社では、手元資金100万円しかなく、無借金経営にこだわるためにはこの手元資金だけで資金繰りを回していく必要があります。

当然、たった100万円で事業が成り立つはずもなく、むしろほんの小さな支出にも耐えられずに資金繰りがショートする可能性が高いです。

一方B社は、1億円の借金を抱えていたとしても、手元資金が1億円もあるのですから、資金繰りがショートするまでにはかなり資金に余裕があります

手元資金であろうと、借入金であろうと、どちらも同じように事業に使っていくことができる資金なのです。

手元資金で資金繰りを回したから素晴らしい、借入金で資金繰り回しているからダメなどということはありませんし、むしろ無借金経営にこだわって倒産の危険性が非常に高いA社よりも、融資を受けて資金繰りを安定させているB社のほうが経営環境は良いと言えます。

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借入れは危険ではない

無借金経営が一番だと考えている人は、「1億円の借金なんて、とてもじゃないが返せない。A社のほうが安全だろう」というかもしれません。

このように考えている人は、事業のための銀行融資の危険性を過大に考えているのでしょう。

「1億円の借入れなんてとても返せない」と考えている人は、返済計画をろくに立てないうちから、1億円という響きだけで拒絶反応を起こしているのです。

確かに、借りたお金は返さなければならないものであり、元金に利息まで付けて返さなければなりませんが、返済計画をしっかり立てて、利益によって返済していくことができるならば、借入れが危険をもたらすことはありません

また、手元資金100万円ではほぼ何もできないのに対し、手元資金1億円ではいろいろなことにお金を使うことができ、利益も出していくことができるため、利益からの返済は現実的に可能です。

そもそも、利益からの返済が見込めない相手に対して、銀行が融資してくれることはないのですから、1億円の融資を受けている会社は利益からの返済ができる可能性が高いとも言えます。

「1億円は借りすぎだから危ない」などと金額で考えるのではなく、「会社の収益に見合う借入れであれば、いくら借りても基本的に危険ではない」と考えるべきです。

必要以上に借りてもよい

さらに、会社が必要としている以上に融資を受けられるならば、積極的に借りることも重要です。

必要以上に借りるということは、必要以上に利息を支払うということでもありますから、資金繰りに無駄が生じると考える人もいると思います。

しかし、支払利息の負担は、資金繰りにそれほど大きな影響を与えるものではありません

5000万円を必要としている会社が1億円の融資を受けたとすると、金利1.5%の場合の年間の支払利息は、5000万円借りた場合には75万円、1億円借りた場合には150万円となります。

年間の支払い利息が75万円増えるわけですが、何千万円、何億円と動かしている会社にとって、75万円の利息負担が耐えられないということはないはずです。

むしろ、借りられるときに必要なだけ借りて、利息負担も低く抑えるメリットよりも、借りられるときに必要以上に借りておき、手元資金を厚くしておくほうがメリットは大きいです。

銀行の融資判断は基本的にシビアなものですから、業績や財務が悪化したときには、急に融資を渋ることが多くなります。

もちろん、自社の状況にはそれほど変化がなかったとしても、景気の変動などによって融資を積極的に出せなくなることもあります。

そうなったときに、必要なだけ借りていた会社は、資金を調達するのに苦労したり、資金調達がうまくいかずに経営危機に陥ったりする可能性があります。
しかし、借りられるときにたくさん借りておけば、いざ借りにくくなった時にも、多めに借りていた資金で経営を続けていくことができます。

困難に陥って、「ああ、あの時に75万円の利息をケチらずに、もう5000万円借りていれば・・・」と後悔してからでは遅いのです。

逆に、「あの時に5000万円だけ借りていれば・・・」と後悔することはほとんどないといってよいでしょう。

多めに借りたことによって発生する支払利息は小さいものですし、手元資金に余裕があることによって得られる安心感や安定感は、経営に様々なメリットをもたらしてくれるのです。

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まとめ

本稿を読んで、

  • 会社の成長には資金が必要であること
  • そのためには融資を受けるべきであること
  • 無借金経営を志したり、できるだけ少ない融資でなんとかしようとしたりするのが間違いであること

などが分かったと思います。

会社が順調に成長していくためには、できるだけたくさんの融資を受けていくべきなのです。

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