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新たな資金調達、売掛債権証券化とファクタリングについて

中小企業を経営している方の中で資金繰りに苦しんでいる方は、売掛債権証券化、ファクタリング、売掛債権担保融資の三つの方法はしっかりと確認しておく必要があります。

売掛金買取や債権流動化などは、資金を得るタイミングの早期化を図るために重要になります。

資金調達プロ

ファクタリング(売掛債権買取)で早期資金化

売掛債権証券化とファクタリングは似ている部分は確かにありますが、全く別の物として理解する必要があります。

売掛債権証券化は主に企業が保有している売掛債権をSPVと呼ばれる特定目的法人に譲渡する事によってその対価として資金を受け取る手法になります。

この時の売掛債権は、商品の納品であったりサービスの提供がしっかりと完了していて、請求もしっかりと終わっている状態で、後は支払が実行されていない状態の債権になります。

SPVは資産や売掛債権を買取り、決済期日に入金される代金を裏付けに証券を投資家に発行する事業体の事で、証券化に当っては、企業と投資家の媒介役を果たす役割を担っている団体になります。

売掛債権担保融資という手段においては、売掛債権の信用力のみを担保にして融資を受け、資金調達を行う手法になります。

売掛債権担保融資はその名の通り融資になりますので、将来的に売掛債権担保融資によって調達した資金を返済する必要があります。

つまり、売掛債権は売却されるのではなく、債務不履行時の弁済手段として売掛債権が譲渡担保されるという事になります。

これに対して売掛債権を資金化するファクタリングという手法は、売掛債権を第三者であるファクタリング専門会社が買い取るという取引になり、融資などとは違います。

資金を得るために、企業間では資金取引ではなく掛によって売買が成立している所が売掛債権証券化とは異なるポイントです。

通常でしたら、相手企業の支払うタイミングが早いのか遅いのかによって、手元に資金を得るまでにはタイムラグが発生してしまいます。

一般的な企業同士のやりとりの場合には、30日以内の早期の場合もあれば180日以上かかる場合も想定されます。

金額によっては、キャッシュフローが行き詰まってしまうことも考えられます。

特に体力の少ない中小企業の場合には。

キャッシュフローの行き詰りのリスクを避けるためにはファクタリングが有効になるのです。

売掛債権証券化もファクタリングもそれぞれ資金得るためには重要な手法である事は間違いありません。

そのため、自分の会社が置かれている立場であったり、相手企業との関係性などによって使い分けている方も多くいらっしゃいます。

しかしキャッシュフローなどの関係で、早期に資金化しなければいけないという場合には、ファクタリングという手法を選んだ方がメリットが大きいと言えます。

色々なファクタリング会社がありますので、それぞれ見比べた上でご利用ください。

 

 

売掛債権証券化の基礎概要

証券化の基本的な仕組みを覚えておく事は、事業者としてはとても重要な事になります。

そもそも証券化とはどのような事なのかと言うと、資金を必要とする会社が、会社が保有している資産などから生み出されるキャッシュフローを裏付けとして、金銭を調達する手段全般を言います。

証券化の基本的な考え方としては、会社が原資産を他の事業体のSPVに譲渡する事によって、SPVから譲渡代金を受け取ります。

そしてSPVは、会社の持っている原資産の信用力をもとに投資家から資金を集めます。

この結果、会社は個人では現金化できなかった原資産をすぐに現金化することができるのです。

また、一般的なローンのように会社にある全資産を担保にする事によって融資を受けるような場合には、会社の所有している全部の資産が、融資の引き当てとなります。

融資が返済できなければ会社は倒産しなければならなくなるのですが、売掛債権証券化の場合には、投資家への元利金の返済ができなくなってしまった場合でも、失うのは原資産だけとなっておりますので、原資産の価値以上に元利金を返済するような義務はありません。

売掛債権証券化の場合には、調達した資金の返済原資が限定されますので、責任財産の限定効果があり、これが売掛債権証券化の最大のメリットだと言えます。

売掛債権証券化をする時に力になってくれるSPVは、売掛債権証券化する際に原資産を譲り受ける事業体のことを指します。

会社からも投資家からも独立した存在になっているのが特徴で、会社が所有している原資産の管理運用のみを目的とする事業主体になっております。

原資産の譲受人としてのSPVを間にはさむ事によって会社にとっては、SPVが投資家から集めた資金の返済ができず倒産したとしても責任を負わなくてよくなり、責任財産の限定効果などのメリットを受ける事ができます。

また、SPVは投資家にとってもメリットが多く、会社が倒産しても原資産さえ正常にキャッシュフローを生じていれば出資金が回収できるようになっておりますので、投資リスクを抑えることができます。

SPVを間に入れる最大のメリットは、会社とSPVの倒産を隔離するためとなっております。

どのような会社がSPVになれるのかというと、会社とは独立した権利義務の帰属主体となり得る団体であれば、どのような団体であってもSPVとなることができる可能性があります。

売掛債権の証券化は資金化する選択肢の大事な一つですので、しっかりと確認しておくようにしてください。

 

 

売掛債権担保融資と資金調達

日本だけでなく世界中にいる経営者の中で、資金調達について悩んでいる方は非常に多くなっております。

経営者が資金調達で悩んでいる理由の多くが、事業資金を借りたいけれど、会社には担保にできるものがないために、融資を受けられないといった現実があります。

その為、多くの企業が売掛金担保融資かファクタリングのどちらかを利用して資金調達を行っております。

売掛担保融資は、貸金を貸してくれる金融機関と会社が、お互いへの信頼関係に基づいた上でコミュニケーションを密接にとりながら、企業が持っている原材料や商品、売掛金などを裏付けとして行われる融資の方法になります。

もう一つのファクタリングは売掛債権譲渡という方法で資金調達を早期化する方法です。

会社が持っている売掛債権を、売掛債権買取会社に手数料を支払った上で売却する事により売掛債権を資金化する事ができます。

ファクタリングを使用する事によって、通常でしたら会社で行っている債権回収業務を、売掛債権を売却した売掛債権買取会社が行ってくれるために、会社は売掛債権を売却した金額を直ぐに受け取ることができます。

このファクタリングは、企業にとって売上債権を早期資金化できるうえに効率的に回収できるというメリットのある方法になります。

資金調達の額は売掛金担保融資の場合には、顧客の与信であったり、売掛先や売掛金の状況によって大きく異なりますし、入金状況によりファイナンス会社の判断が入る事によって融資額が大きく変わってきます。

ファクタリングの場合には、すでに確定している売掛金の譲渡になりますので債務者や売掛金の状況が良い場合でも、確定している売掛債権以上の資金調達を行うことはできません。

税金の滞納の影響は、売掛金担保融資の場合は深刻な問題になります。

税金などの滞納がある場合だと、ファイナンス会社よりも税務当局の権利が優先されてしまいますので、融資額以上の税金の滞納がある場合には融資を受けることはできなくなってしまいます。そのため資金調達を行うことができませんが、ファクタリングの場合には税金の滞納があっても、原則、売掛金の譲渡は可能ですので資金化は可能になっております。

手続き上の問題点としては、売掛金担保融資は登記事項概要ファイルなどへの譲渡登記が不可欠となっております。

売掛金担保融資の場合、販売先の承諾を得るなどの通知は特に必要ではありませんが、ファクタリングの3社間契約の場合には、売掛先に対する売掛債権をファクタリング業者に譲渡する場合には売掛先の譲渡承諾が不可欠となります。

債権流動化って?

売掛債権の有効活用にあたって調べていると、売掛債権流動化という言葉を良く目にすると思います。

字面である程度の意味は推測する事ができますが、実際にはどのような意味なのか解っていない方も多いと思います。

売掛債権流動化はどういう意味なのでしょうか。

流動化という意味は流動性をより高めるという意味ですので、売掛債権流動化を簡単に説明すると、売掛債権の流動性を高めることによって、資金繰りに活かすことという意味になります。

この時の売掛債権は、貸借対照表の上では資産に記載されていて、資産の中でも流動資産に分類されている物になります。

貸借対照表の資産では、複数の性質のある資産が、その性質によって、流動資産と固定資産に分けられて記載されております。

この流動資産というカテゴリーは、一年以内に資金として活用可能な資産のことで、現金や預金、受取手形、売掛金、有価証券、商品、製品、仕掛品、原材料、貯蔵品、繰延税金資産、貸倒引当金などがカテゴライズされております。

現金や預金はすぐに資金として活用可能ですし、受取手形や売掛金は、一般的に数ヶ月後に回収することで資金として活用可能と言われております。

有価証券はその時の時価で資金化することができますし、商品や製品は、それらを販売することによって資金に変える事ができます。

仕掛品とは製造過程にある製品のことですので、こちらも製品に仕立てて販売することで、一年以内に資金にする事ができる可能性が高くなっておりますし、原材料や貯蔵品も同じカテゴリーになります。

また、繰延税金資産も、一年以内に税金が減算されることによって回収される物になりますので流動資産になります。

貸倒引当金は、債権の回収不能見込み額として充当されますので、回収状況によっては、資金に回すことができる性質の物になります。

形式的にはそういったカテゴリーに属してはいますが、実際の経営を行う上で流動資産という物は、必ずしも流動性が高いとは言えない状況になってしまう事が多いので、経営者の頭を悩ませております。

特に商品や製品については、販売した上でさらに売掛債権の回収までの期間が必ず必要になるわけですから、流動性と言った観点から考えると低いと言えます。

その為、売掛債権をファクターと呼ばれる売掛金買取センターに譲渡して対価として資金を受け取るファクタリングなどが、有効な売掛債権の流動化の手段として人気となっているのです。

 

 

売掛債権の信用力

売掛債権流動化は大きく分けて売掛債権証券化、ファクタリング、売掛債権担保融資の三つの手法があります。

売掛債権証券化は、企業が保有している売掛債権をSPVに譲渡することの対価として資金を受け取る方法です。

このSPVという団体は、売掛債権を買取り、資産を生み出すキャッシュフローを裏付けに証券を投資家に発行する事業団体で、証券化に当って企業と投資家の媒介役を果たす重要な役割を担っている団体です。

ファクタリングとは売掛債権証券化と同じく、企業が売掛債権を譲渡する対価として資金を受け取る方法になるのですが、売掛債権流動化と違っているのが譲渡先がファクターと呼ばれる企業という事です。

ファクタリングは相対取引が基本となりますので、ファクターと呼ばれる企業は売掛債権を多数の投資家に転売はせずに直接売掛先から債権を回収するようになります。

売掛債権担保融資は、売掛債権の信用力を担保にして融資を受けることで資金調達を行う方法になります。

売掛債権担保融資は融資の扱いになりますので、将来的に調達した資金を返済する必要があります。

また、売掛債権自体は実際に売却されるのではなく、債務不履行時の弁済手段として売掛債権が譲渡担保されます。

三つの方法の中でも特に注目して欲しいのが二番目のファクタリングです。

ファクタリングが他の売掛債権流動化と違っているのは、売掛債権を現金に換えるスピードを早期化する事ができる点です。

決済期日より前に売掛債権を第三者に譲渡する方法を用いて資金を調達することができます。

つまりファクタリングは、企業の売掛債権を総合的に管理するサービスという事になります。

調達する事ができる資金の金額は、売掛債権の信用力によって金額は上下します。

信用力が低いという事はリスクが大きいと言う事ですので資金化できる金額は少なくなります。

一般的な売掛債権流動化は、売掛債権が発生した直後からはできません。

基本的に検収が終了して売掛債権の額面が確定した後になされるのが一般的だと言われております。

しかし、これでは資金繰りに苦しむ中小企業が沢山います。

そこで利用されているのがファクタリングなのです。

元々ファクタリングは、欧米で発達した貿易金融システムです。

売掛金を主な対象として債権譲渡する事によって、支払人の信用リスクと回収管理業務を合わせ引き受ける総合的な債権管理サービスとなっており、日本でも利用される方が増えて来ております。

 

 

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