ファクタリングの会計処理の仕訳は?勘定科目について10分で理解しよう

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ファクタリングとは、自社が保有している売掛債権をファクタイリング会社に売却することによって、資金を調達する方法のことです。

近年、日本においてもようやく浸透してきた方法であり、資金調達のために非常に役立つ方法です。

しかしながら、ファクタリングはまだまだ完全に浸透しているものではなく、利用した時に会計処理に悩む人も多いようです。

ファクタリングの会計処理を理解するためには、ファクタリングの仕組みや流れとともに理解する必要があります。

 

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ファクタリングとは?

近年、ファクタリングという言葉が知られるようになって来ました。

ファクタリングサービス自体は非常に歴史が古く、欧米においては100年以上前から、日本においても数十年前には存在していました。

しかし、日本の商習慣にはなかなか馴染まなかったこともあり、近年になってようやく普及し始めてきました。

ファクタリングとは何かというと、自社が保有する売掛債権ファクタリング会社に買い取ってもらうことによって、資金調達を行う方法のことです。

 

企業間取引においては、現金取引が行われることは基本的にはなく、ほとんどの場合において売掛金や手形などの売掛債権を介した取引が行われます。

買い手側企業にとって、支払いを数ヶ月先に遅らせることができれば、資金繰りに余裕ができます。

もし現金取引しかできなければ、仕入れのための現金を常に保有しておかなければならず、それが不可能な企業も多いことでしょう。

CFブルー
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後日入ってくる現金を裏付けとして商品を仕入れることができれば、資金繰りがラクになるのだ!

 

とはいえ、このことは売り手企業にとってはあまり好ましいことではありません

確かに、掛売りや掛買いというシステムがあることによって、現金に乏しい企業でも取引相手にできることは、メリットということができるかもしれません。

また、売り手企業も、販売する製品を製造するための原材料などを掛買いで仕入れているのですから、ある意味ではこのシステムの恩恵を受けているといえます。

しかし、売掛債権は流動性に乏しい資産です。

 

原材料を仕入れ、製品を製造し、販売をして初めて売掛債権が発生します。

ですが、その回収は早くて1〜3ヶ月、遅ければ半年ほども先のことになります。

売掛債権を回収するまでは、製造や販売にかかったコストを埋め合わせることはできず、売掛債権の回収よりも早い段階で買掛債務の決済を行わなければならないこともよくあります。

そのため、製品などを販売した企業としては、できるだけ早く売掛債権を回収したいと思うのです。

しかし、それは自社の都合だけでできることではありませんから、資金繰りがなかなかうまくいかない企業も出てくるのです。

CFブルー
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さらに、売掛債権というのは、支払い期日に確実に回収できるとは限らないものだ…。

 

財務状態が悪く、支払い能力がなければ、売掛債権の回収が遅れたり、全く回収できなくなってしまうこともあり得ます

資金繰りが厳しい企業は、少しでも早く売掛債権を回収したいと思っているものですから、その回収が遅れてしまえば、資金繰りがはますます厳しくなります。

 

貸し倒れの影響はそれ以上に甚大です。

例えば、利益率10%で販売したとき、1000万円の売掛債権が貸し倒れになってしまったとしましょう。

その損失を埋め合わせるためには1億円もの売上をあげなければならないのです。

このようなことにならないためにも、売掛債権管理をしっかりと行なっていく必要があるのですが、それでも不良債権の発生確率をゼロにすることは不可能です。

取引先の倒産によって、不良債権が複数発生したり、あるいは金額が大きい売掛債権が貸し倒れになってしまえば、企業はその被害に耐えられないかもしれません。

つまり、売上はあるにもかかわらず倒産してしまう「黒字倒産」に至り、しかもその原因は取引先の倒産である「連鎖倒産」に至ってしまうのです。

資金繰りを改善するため、あるいは売掛債権回収がうまくいかないことから生じる黒字倒産や連鎖倒産といった事態を防ぐために、ファクタリングが大いに活躍してくれます

 

CFイエロー
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ファクタリングを利用すれば、数ヶ月先にしか入らなかった売掛債権をすぐに資金化することができるよ!

資金繰りが厳しく、支払い期日まで待つのが難しいような場合には、ファクタリングによって売掛債権を資金化することで、資金繰りを改善することができます。

また、後述のとおり、ファクタリングをした売掛債権は、権利が完全にファクタリング会社に移るのが普通です。

そのため、売掛債権につきものである回収遅延や回収不能といったリスクを、ァクタリング会社に移転することができます。

つまり、売掛債権をファクタリングすれば、売掛債権の回収が難航することで経営に悪影響を及ぼすという事態を免れることができるのです。

 

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資金需要に備えて事前の口座開設をおすすめします。

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