売掛金回収は大変…回収方法ポイントと流れ!簡単な売掛金回収方法はコレ!

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※本記事はプロモーションを含みます。

あなたの会社では、売掛金の回収はうまくいっているでしょうか。

いつもうまくいくわけではなく、そのことが会社の資金繰りを圧迫しているという企業も多いことでしょう。

売掛金回収方法にもいろいろですが、本稿では一般的な方法はもとより、非常に簡単な売掛金回収方法も紹介していこうと思います。

 

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売掛金回収方法ってどんなもの?

本稿を進めるにあたり、まずは売掛金回収方法とはどのようなものなのか、その点を明らかにしておきましょう。

 

債権と債務

CFイエロー
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売掛金とは、後日に代金の支払いを受ける権利のことよ!

企業間取引においては、現金で取引が行われることはほとんどありません。

売り手企業は契約において定めた支払い期日までに、代金の支払いを買い手企業から受ける権利をもつのが一般的です。その権利の一つとして売掛金というものがあるのです。

 

試みに、もっと簡単に説明をして見ましょう。

例えば、本稿をお読みのあなたが商店を経営していて、友人に何らかの商品を売る約束をしたと仮定しましょう。

CFレッド
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この流れは、法律的にみればどのようなものなのだろうか。

この場合、友人はあなたの商店に対して代金を支払う義務を負い、それと同時にその商品を売ってくれることを請求する権利が発生します。

あなたの立場から見れば、商品を売る義務と同時に、友人に対して商品の代金を支払ってくれるように請求する権利が発生します。

このように、AさんがBさんに対して、商品の引き渡しや代金の支払いなど、特定の行為や給付を請求できる権利のことを債権と言います。

そして、債権を持っている人を債権者、債務を負っている人のことを債務者と言うのです。

「売掛金」という場合には、その商品を掛で売り、代金を請求できる権利のことをいうと考えれば間違いないよ!

 

ここで注目すべきことといえば、上記の例においては、あなたも友人も、債権と債務の両方を負っているということです。

両者とも債権者であり、同時に債務者でもあるのです。

つまり、このような場合にはどの給付についての債権者であるか、あるいは債務者であるのかを明らかにすることが大切です。

たとえば、商品の引き渡しについて考えた場合には友人が債権者であり、あなたが債務者となります。

逆に、代金の支払いについて考えた場合には、友人が債務者であり、あなたが債権者になるわけです。

 

債務の履行

CFイエロー
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同時に考えるべきことは、債務者の債務の履行についてよ!

AさんがBさんに対して何らかの債権を持っているとしても、その債権の通りに取り立てなどを行うためには、債務者にその債務を履行する意思があることが前提となります。

例えば上記の例ににおいて、友人が掛け買いをして買掛債務を負うのではなく、代金を先払いしたと仮定しましょう。

この場合、いくら友人が商品代金を先払いしたからといって、商品を勝手に持ち去るわけにはいきません。

そうではなくて、あなたの商店も同意の元に商品の引き渡しが行われねばなりません。

仮にあなたの了解がない状態で商品を持ち去ってしまったならば、少なくとも窃盗罪に該当しますし、もっと悪い場合には恐喝罪や強盗罪に抵触する恐れがあります。

 

債権の行使

CFイエロー
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債権の効力というものは、「債務者に対して債権の内容となっている行為を請求できる権利」であるともいえるわ。

債務者が債権の内容において、本来履行すべき行為を履行することが求められるわけです。

債権者が請求したとしても、債務者がそれに応じないということも往往にしてあることで、そのような場合には債権者が訴訟を起こします。

債権者の主張が正当であるということが裁判の結果として認められたならば、債務者は債務を履行しなければならないことが、法律的な裏付けによって示されるのです。

しかし、このような判決がくだったとしても、なおも債務者が債務の履行を拒む場合もあるでしょう。

そのような場合には、債権者は判決に基づき国家的な力をもって、債権の内容を実現すべく、強制執行に踏み切ることができます。

売掛金回収の手段として、強制執行が必ずしも懸命な手段とは言い切れません。

しかし、売掛金を回収しなければ企業の資金繰りも厳しくなることから、強制執行という手段を取ることもあるのです。

 

債務を履行してもらうための方法

一般的には、強制執行より以前に債権者から債務者へ内容証明郵便を送付したり、支払督促を行ったりすることによって、債務の履行を促すという方法がとられます。

強制執行をおこなうためには、債務者が不動産や債権といった価値のある資産を保有している必要があります。

債務者がそのような資産を保有していなかった場合には、いくら勝訴して強制執行が可能であるといっても、債権を回収することはほぼ不可能なのです。

このように、債務を履行してもらうための方法はいろいろあるわけです。

CFブルー
CFブルー
債権を回収するには、なんにせよ債務者に対して請求しなければならないという事だよ!

債務者がその請求に応じてくれるならばそれに越したことはないわけですが、それに応じない場合には、最終手段として国家の力を借りながら取り立てをしていくことになるのです。

 

債務者の行為について

債権の目的となる債務者の行為にも様々なことが考えられます。

基本的には当事者との取り決めの中でいかようにも決められるものなのですが、よくあるケースを見てみれば、「◯円の支払いをするように」といった金銭的な支払いを求めることになります。

このほかにも、「どこそこの土地を明渡す」というように、何らかの資産の引き渡しを求めることもあります。

CFレッド
CFレッド
債務者が債務を履行するにあたっては、債権者と債務者の取り決めによっていろいろに形を変えるということがわかるね!

広義にみれば、雇用者が従業員に対して「◯時から◯時まで働け」というのも一つの形ですし、お金の貸し借りにおいて「年利◯%で利息を支払え」というのも一つの形です。

 

債務不履行

債務者が決められた債務を履行しない場合のことを指して、債務不履行と言います。

債務不履行といっても、その原因と結果を見ると複数に分けられます。

  • 履行遅延(債務の履行が遅れている)
  • 履行不能(債務の履行が完全に不可能になってしまった)
  • 不完全履行(期日通りに債務を履行したものの、不完全な形での履行となった)

の三種類があります。

上記のように債務が履行されなかった場合、債権者に可能となる法的手段には「履行を強制すること・損害賠償を求めること」が考えられます。

CFイエロー
CFイエロー
債務の履行を求めて訴えを起こすのが履行の強制よ。
CFブルー
CFブルー
不履行責任を問うて損害賠償をを求めることも可能だ!

このように一口に売掛金、また売掛金回収方法といっても、法律的側面まで考慮して考えた場合には、以上のようなことが言えるのです。

 

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その売掛金、どうやって回収する?

債務者の支払能力と支払意思を考える

売掛金の回収のためには、場合によっては法的手段をとることもあり得ることを解説してきました。

しかし、既述のとおり、売掛金を回収していくためには債務者が債務履行の意思を持っていることが前提となります。

CFレッド
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そのため、債務者が返す気があるのかどうかを見極めることが重要だよ!

なにしろ、売掛金回収方法を考えるとはいっても、持っていない者からは取ることはできません。

時代劇など見ていても、借りた側に返す気がない場合などに、ふてぶてしい態度で、「無い袖は振れねぇ」などということがありますが、あの状況では債権者も困ってしまいますね。

だからこそ、取引の世界では債務者の支払能力だけではなく、支払意思の大小が重視されるのです。

 

CFブルー
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支払能力とは「債務者がその債務を履行するだけの経済力があるかどうか」と言うことだ!
CFレッド
CFレッド
支払意思とは「債務を履行するための経済力の有無に関わらず、支払いの意思があるかどうか」と言うことだよ!

債務者に債務を履行するだけの経済力があり、さらに支払意思も十分にあるのであれば、その債務者の信用力は高いといって良いでしょう。

逆に、支払能力もしくは支払意思のどちらかが不十分であれば、その債務者は信用力が低いといえます。

債権者側から考えるならば、債務者の信用は時と場合によって変化することは前提とします。そして、その変化に柔軟に対応していけるようにしなければなりません。

CFイエロー
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例えば取引先の経営不振などによる変化よ!

債務者が債務を履行するための十分な経済力を持っていないのであれば、債権者側として考えるのは、無いところからいかに取り立てるかだけではありません。

どのようにすれば債務者の資力が回復し、支払ってもらえるようになるのかを考えるのも重要なことなのです。

状況によっては、債務者の利益誘導を行うこともあります。

債務の履行を求めて、しきりに「返せ!」とハッパをかけていたのであれば、債務者も応じにくくて困ってしまうものです。

そこで、語調を和らげて「1000万円の売掛金をすぐに返せとはいいません。しかし、ウチとしても貸し倒れは困りますから、毎月100万円を返済して、10ヶ月で返してもらえませんか?その間、金利などは求めません」といったらどうでしょうか。

債務者としても“渡りに船”と思い、積極的に返済を考えてくれるかもしれません。

 

自社が原因で回収できないこともある

また、債務を履行してもらえない時、債権者側は「債務者が悪いのだ」とばかり考えがちなものです。

しかし、冷静に考えてみれば、案外債権者側に原因があることもあります。

このようにいえば、「そんなバカな」と考える人も多いものです。

 

請求書による不手際

しかし、売掛金回収がうまくいっていない現場を調査していくなかで、債務者の意見を聞いてみると、「債権者側から請求書を送ってくる段取りだったのに、送ってこなかったから支払いが遅れているんだ」というように、債務者は債権者に非があると考えていることもあります。

特に、請求書のやりとりにおいて債権者に不手際があった場合には、債権者側の怠慢と受け取られることも多いものです。

実際、一般的な商習慣に照らして考えて見ても、債権者の請求書発送に不手際があった場合には、とりもなおさず債権者の落ち度で債務者が支払いを遅らせる理由を与えているとも言えます。

ですから、売掛金回収がうまくいかない債権者は、その原因が債務者にあるのだと決めつけてしまうのではなく、自分に落ち度はなかったかどうかをチェックしてみることが大切です。

 

情報収集による不手際

このほかにも、売掛金回収方法を考えたとき、債権者である自社に原因あることとして、情報収集の不手際もあげられます。

例えば、取引をすることによって債務を負う取引先の経営状態が危険であるならば、その事実はいくら取引先が隠そうとしたところで、調べればわかるものです。

経営状態がまずいという事実を知るためには、営業担当者が情報収集を行なって判断するほかありません。

  • 情報収集を怠ったために危険信号を見逃してしまった
  • 営業担当者が危険信号を甘く捉えて見過ごしてしまう

取引を行う時に、このような事があった場合には、回収不能に陥ることが多くなります。

これは、完全に営業担当者の落ち度であるといえますから、債権者側が原因で売掛金回収が難航するケースの一つに数えられます。

このようなことが起きないためには、営業担当者には取引先の情報をしっかりと収集させ、危険な兆候が見えた場合には甘く考えることなく、さらに深い調査を進める姿勢を持つように徹底しなければなりません。

CFイエロー
CFイエロー
さらに深い調査とは、取引先に出向いてそれとなく話を聞き出すなどすることよ。

また、自社と取引をしていて親しく付き合っている同業者が、その取引先と関係を持っているならば、どのような状況であるかを問い合わせてみるのも良いでしょう。

このほか、不動産登記簿や商業登記簿といった公になっている情報を調査してみるのも良い方法です。

このとき、取引先が所有している不動産に担保が追加されていたり、取締役に変化があったりしているならば、なんらかの不都合な真実が隠れている可能性が高いと考えられます。

CFブルー
CFブルー
この時点で取引を見送るのも一つの方法だ!

取引の可否をより詳細に判断したいならば、信用調査機関に依頼して本格的な調査を行なったり、長期的なファクタリングを前提として契約を交わしたファクタリング会社に調査を依頼するのも良いでしょう。

 

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資金需要に備えて事前の口座開設をおすすめします。

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