事業者ローンを受ける前に検討できる資金調達とは?

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※本記事はプロモーションを含みます。

 

企業が資金調達を考えるとき、多くの場合は銀行の事業者ローンを利用することを考えることでしょう。

もし審査に通らなければ、ノンバンクの事業者ローンを利用するという方法も考えられます。

CFブルー
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しかし、事業者ローンが資金繰りのすべてでないぞ。

企業が保有している資産を活用して、資金を調達する方法もあります。そのひとつが、売掛債権を利用した資金調達です。

本稿では、売掛債権流動化による資金調達法を紹介していきます。

 

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銀行による事業者ローンの現状を知る

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経営者が資金調達の必要に迫られたとき、まず考えるのは融資を受けることだと思います。

日本政策金融公庫などから公的融資を受けるという方法もありますが、より一般的な方法はすでに取引のある銀行から事業者ローンで融資を受けることです。

普段からよい付き合いができていれば、銀行融資を受けられるかもしれません。

 

CFイエロー
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銀行による事業者ローンのメリットは、なんと言っても低金利で借りられることよね。

都市銀行、地方銀行、信用金庫など、銀行にはさまざまなタイプがあり、それによって金利は異なるものですが、おおむね0.9~3.5%程度で借り入れることができます。

CFブルー
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しかし、近年では銀行が融資に慎重になっており、中小企業の資金繰りには利用しにくくなっているのだ。

事業成績や財務状況が厳しく審査されますし、物的担保を求められることも多いものです。そのため、中小企業や個人事業主は融資を受けられないケースが少なくないのです。

では、銀行から融資をうけられないとなれば、どうすべきなのでしょうか。

 

ノンバンクローンはデメリット大

CFレッド
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よく利用されるのが、ノンバンクの事業者ローンだ。

これは、商工ローンやビジネスローンといった名前でよく知られています。

銀行に比べて審査がゆるく、審査時間も短く、なおかつ担保や保証人が不要なケースも多いため、銀行から融資を受けられなかった経営者も融資を受けられる可能性が高いといえます。

しかし、ノンバンクの事業者ローンには、大きなデメリットがあります。

 

CFブルー
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それは、金利が非常に高いということだ。

ゆるくスピーディな審査で、無担保・無保証で融資を行うとなれば、当然貸し倒れのリスクは高くなります。

そこで、リスクヘッジとして金利を高くせざるを得ないのです。

8.0~18.0%というのが典型的な例であり、非常に高い金利で借り入れをすることになります。

 

銀行からの事業者ローンならば、低金利であるため利用価値もありますが、こちらは審査に通らないケースが多いものです。

そして、ノンバンクの事業者ローンならば、高金利であるため、できる限り利用しないほうが賢明です。

 

CFイエロー
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事業者ローンを利用せずに資金調達ができるならば、それに越したことはないといえるわ!

そのためには、売掛債権の流動性を高めて資金繰りをするという方法が考えられます。

本稿では、事業者ローンを利用せずに売掛債権によって資金調達をする方法を紹介していきます。

 

 

売掛債権流動化とは?

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売掛債権の流動性を高めて資金調達を行うことを「売掛債権流動化」といいます。

では、売掛債権流動化とは、具体的にはどのようなものなのでしょうか。

 

まず、流動化とはどういうことかというと、本来流動性に乏しい資産を現金化するなどして、流動性を与えることを言います。

貸借対照表において、売掛金や手形といった売掛債権は流動資産の項目に記載されるものですから、流動性が高い資産に見えます。

 

CFレッド
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しかし、流動資産とはあくまでも「一年以内に資金として活用可能な資産」のことだ!

 

約束手形や売掛金などの売掛債権は、一般的に数ヶ月先の支払いを期して掛売りをしたとき、支払期日にその支払いを受ける権利のことを言います。

つまり、流動資産とは言うものの、支払期日がくるまではそのままでは活用できない、流動性に乏しい資産であるといえます。

 

支払期日まで持ち続けるとなると、困った事態が生じることがあります。

支払期日までは活用することができませんから、それまでに資金がショートしかねない状況に陥ることがあるのです。

CFブルー
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売り上げはあるのに会社が回らない「黒字倒産」になるという事だ。

そのような状況では、売掛債権を回収するまでのつなぎの運転資金として、事業者ローンなどに頼ることになるのです。

しかし、売掛債権流動化ができれば、このような事態は避けられます。

 

CFイエロー
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本稿で紹介する方法を利用すれば、売掛債権を利用して資金を調達することができるよ!
CFレッド
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つまり、事業者ローンに頼らずとも資金調達が可能となるのだ。

売掛債権は、企業が取引先に製品などを納品したときに発生するものであり、取引先が決済した時点で消滅します。

通常、売掛債権は流動性に乏しいものですから、決済期日前に取引先が支払ってくれるということは、一般的にはありません。

これに対して、売掛債権流動化では、納品から決済までの間に何らかの方法で資金調達を行います。

 

 

売掛債権流動化の三つのタイプ

売掛債権流動化には、三つの方法があります。

それは、売掛債権証券化、売掛債権担保融資、ファクタリングです。

まず、これらの方法を大雑把に捉えて見ていきましょう。

 

売掛債権証券化

これは、企業が保有している売掛債権をSPVという特定目的法人に譲渡することで、資金調達が可能となるものです。

SPVは買い取った売掛債権が後日(取引先の支払期日)に資金化されることを前提として、投資家に証券を発行します。

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つまり、SPVは企業と投資家を媒介しているといえるよ。

 

売掛債権担保融資

これは、売掛債権を担保として、融資を受けることで資金調達を行うものです。

この方法は、他の売掛債権流動化とは異なり、あくまでも融資となっています。

そのため、契約に従って調達した資金を返済する必要があります。

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担保とした売掛債権は、もし返済ができなかったときの弁済手段となるのだ。

 

ファクタリング

ファクタリングでは、ファクタリング会社に売掛債権を譲渡し、その対価として資金を受け取るものです。

譲渡とは言いますが、実際にはファクタリング会社に売掛債権を買い取ってもらう形となります。

証券化とは異なり、売掛債権を転売することはなく、売掛先から債権を回収します。

類似した方法として、手形割引があります。

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売掛債権は売掛金と約束手形で構成されており、銀行や手形割引業者に手形割引を依頼することで、資金調達に活用することができるよ!

 

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資金需要に備えて事前の口座開設をおすすめします。

ファクタリングについての記事はこちら